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揺れる献血、安全・効率の400か若者啓発の200か

 16歳から18歳未満の高校生らが行う「200ミリリットル」の献血からつくる血液製剤が、使われないまま捨てられる事態が起きている。感染症などのリスクから、400ミリリットルの製剤が使われることが多いためだ。一方で、高校時代の献血経験がその後に生きるとも言われる。「安全で効率的な400ミリ」か、「啓発の200ミリ」か。採血基準の見直しを求める声が出る中、日本赤十字社(東京都港区)は啓発の効用について今年度内にも調査に乗り出す。

 日赤によると、病院からの赤血球製剤の注文は400ミリが9割で200ミリは1割程度だという。

 400ミリの需要が高い理由を日赤は「複数の献血者の血液を合わせるほど、輸血による発熱などの副作用の可能性が高くなる」と説明する。検査項目にないウイルスが混じっていた場合、単純に考えれば200ミリで感染する危険性は400ミリの倍だ。

 05年度に採血から21日たっても使われず、期限切れで廃棄された製剤は、全国平均で200ミリが6・8%で400ミリは2%だった。中には山口県のように、200ミリの廃棄割合が400ミリの14倍という地域もある。

 愛媛県では昨年6、7月、200ミリから作った製剤の約6割、1524本が期限切れで廃棄された。そこで同9月からは、200ミリ献血は松山市内の1カ所で、毎日必要な本数だけ受け付けることにした。高校に献血車が出向く時も、18歳以上が対象の400ミリ献血しか行わず、採血より献血の重要性を訴えるイベントに力を入れる。

 山口県などは18歳の割合が増える「卒業記念」の時期に高校3年生に400ミリ献血を勧める。

 一方で高校生の200ミリ献血を重視する所もある。昨年度、56高校で3853人が献血した群馬県は「学校での経験が今後の献血につながる。やめるわけにいかない」。県全体では400ミリの割合が6割以上だが、高校献血では200ミリが8割以上だった。

 400ミリ推進と高校での啓発の板挟みに悩み、「400ミリ献血が可能な年齢を下げてほしい」という声も出始めた。

 400ミリ献血が増えれば、ウイルス感染を防ぐためなどに年約250億円かかる検査費用を減らせるため、日赤にとってもメリットが大きい。

 日赤の献血推進課は「若者への啓発と400ミリ推進が両立しないのはわかっている。条件が整えば400ミリの一本化が望ましい。だが、高校のころの体験が大人になってからも献血を続ける理由になっているといわれ、どの程度影響を与えているのか、調査する」としている。

 400ミリ献血を18歳以上としているのは成長期の体に配慮してのことだが、献血年齢と採血量については、厚生労働省研究班が昨年度、400ミリ採血をした17歳男性と18、19歳男性を比べ、気分不良や顔面蒼白(そうはく)などの発生率などに差がなかったと報告した。主任研究者の河原和夫・東京医科歯科大大学院教授は「男子の場合は17歳に下げてもよいのではないか。科学的根拠に基づいた採血基準全体の見直しも必要だろう」と提言している。




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