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小惑星探査機「はやぶさ」、地球帰還準備が本格化

 昨年11月に地球から約3億キロ離れた小惑星イトカワへの離着陸に成功した宇宙航空研究開発機構の探査機「はやぶさ」が、今月から地球帰還に向けた準備を本格的に始める。化学エンジンやバッテリーに故障を抱え、準備作業には通信途絶や爆発の危険が伴う。一辺1.5メートルほどの小さな機体が厳しい状況を乗り越え、地球へ向かう針路を目指そうとしている。

 宇宙機構によると、はやぶさは現在イトカワから離れ、太陽を回る軌道を飛行中だ。地球からは月までの距離の300倍近い約1億1000万キロ離れており、通信にはまだ片道6分以上かかる。

 イトカワへの離着陸に成功後、姿勢制御に使っていた化学エンジンの燃料漏れが発生。通信が一時途絶え、宇宙機構は帰還予定を当初の07年6月から、10年6月に延期せざるを得なかった。

 今春に通信が回復してからも11月ごろまでは太陽から遠く、太陽電池の発電量が減ったため「運用を通信など最小限にし、ひたすら耐えた」と宇宙機構の國中均教授。

 最近ようやく地球に近づき、通信も常につながるようになったので、帰還準備を本格化することになった。来年3月ごろには長距離航行用のイオンエンジンを本格的に噴射し、地球へ向かう軌道に入る予定だ。「最悪の状況を脱し、運用チームにも活気がある」と國中教授は言う。

 だが、これからも難関が待ち受ける。

 漏れた燃料を気化させて機外に追い出すため、今月中に機体をヒーターで温める方針だが、予想以上に噴き出せば姿勢が乱れ、通信が再び途絶える恐れがある。

 イトカワで採取した岩石が入ったカプセルのふたを閉じる1月の作業では、昨年末に破損し発火の恐れがあるバッテリーを使うしかない。

 はやぶさは、これまで様々な苦境を涙ぐましい創意工夫で乗り越えてきた。姿勢制御にイオンエンジンを使ったり、その推進剤を節約するため、太陽電池パネルが受ける太陽光の圧力を利用したり、といった具合だ。

 プロジェクトマネジャーの川口淳一郎教授は「楽観はしていないが、最大限の努力をし、何としても地球に帰還させたい」と言っている。


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