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新科目「情報」、受験対策にすり替え 入試に出ず

 高校生の必修科目の履修漏れ問題で、地理歴史と並んで、受験対策の授業の「隠れ蓑(みの)」として各地の高校で使われたのが「情報」だ。03年度に必修となったばかりの歴史が浅い教科である点や、大学入試での重要度が低いという点が背景にあるようだ。今回の事態が発覚する前に学術団体が行ったアンケートでも、「夏休み前までは情報だったが、その後は数学になった」などの「告白」が卒業生から相次いだ。

 今回の履修漏れ問題では、情報の時間が数学などの授業に振り替えられたり、必要な単位分の授業が行われなかったりしたケースが目立った。

 長崎県諫早市の鎮西学院は、国公立進学クラスで、週2回の授業を物理や生物、英語に振り替えていた。「現役合格のためには時間が足りなかった」と話す。北海道では、札幌東や函館中部など複数の道立高で、2単位分が必要なのに1単位で扱い、残り1単位分を世界史や数学に充てていた。

 茨城県立伊奈は1年生と2年生に現代社会などの授業をし、校長は「授業内容は数学と似ている部分があり、数学を履修していればいいという理解があった」と釈明した。一方、新潟県教委は「情報で数学など他の教科・科目との連携を大幅に取り入れていた学校が20校あった」と発表したものの、「『未履修』とは異なる」との考えを示した。

 なぜ、情報が犠牲になったのか。関係者は、新しい教科である点や入試に採用する大学が少ない点を挙げる。

 情報を教える先生たちの集まりである東京都高等学校情報教育研究会。その幹事を務める糸井和宏・都立駒場高教諭は「進学校には『情報なんてやらなくてもいい』と公言していた校長もいる。新しい教科であるため、担当していない教師の間には大切な科目であるという認識が浸透していない」と指摘する。

 近畿地方のある研究会の会長は「入試に出るか出ないかで左右される。携帯電話を利用した犯罪も相次ぐ中、情報リテラシー(情報を読み解いて活用する力)は高校生にも絶対必要。指導要領通りしっかりやってほしいのだが」と話す。

 こうした実態を裏付けるようなアンケート結果もある。

 情報教育に携わる先生たちでつくる「コンピュータ利用教育協議会」(CIEC)は、情報教科が高校でどのように扱われているかを調べるため、今年4月に全国45大学・短大の新入生8698人を対象にアンケートをした。高校何年生で履修したかを聞いたところ、「履修せず」という答えが約4分の1だった。これは、情報という教科がなかった浪人生も含む数字だが、「履修した」と回答した中でも、「通年ではなく一時期しか履修しなかった」が22%、「他の内容を学んだ」が7%に上った。

 自由記述では「(通常70コマのところ)夏休み中に6時間ほど授業」「途中で現代社会に変わった」「2時間ぐらいやって残りは様々な教科の小テストなどをやった」など、情報の授業が骨抜きになっていたことがうかがえる回答が続出した。

 CIECの武沢護理事は「ばたばたと導入が決まる中、現職教員に講習をして担当者を『促成栽培』した点にも問題がある。重要性をしっかりと認識していない教員も教えている状態になっており、教員養成の在り方から考え直すことが必要だ」と話す。


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